2021年12月15日水曜日

呪いの言葉

毒親は無意識に洗脳をしています。


私は小さい頃、動物が大好きでした。

猫や犬を見るたびに、かわいいな

どうしたら喜んでくれるのだろうと

考えていました。



しかし動物の話をする度に親は、

動物はくさい、汚いよ

だから嫌い

と常に返してきていました。


子どもからしたら、大好きな親が

動物を嫌いと言っている。

私も嫌いになるべきなのかも。

動物をかわいいと思うのは

悪いことなのかもしれない。

と考えるようになりました。


それから動物の話はしなくなり、

大人になっても動物のことを

考えることはなくなりました。



しかし、親と距離をおいて数年後、

テレビでたまたま流れていた

動物の番組を見て、幼少期以来

久しぶりに動物ってかわいいと思ったのです。


この感情を否定する人はもういない。

そう思うと、動物が愛おしくて

たまらない存在に思えてきました。


それからは、公園にいる猫をなでたり、

動物園のふれあいコーナーにも行ったり

動物を愛おしいという気持ちを抑えずに

過ごす日々を送ることができています。



もう少し早くこの呪いに気づいていれば、

私の人生はもっと豊かなものに

なっていたかもしれません。


親は無意識に発している否定の言葉。

それはいつの間にか子どもへの

呪いの言葉になっているかもしれません。


もしも動物が苦手だとしても、

自分は動物は苦手だと思うけど、

あなたは動物が好きなんだね。

好きなものがあることは素敵だねと

言ってもらえていたら。


毒親はいろんなことを否定しがちです。


毒親に否定されたことがある人は、

どうかその呪いに気づいてほしい。


毒親に認めてもらえなくても、

自分で認めてあげてほしい。


好きなことがあるって、

とても素敵なことです。


好きなものが多ければ多いほど

人生は楽しくなるのではないかと

毒親から解放された今、思うのです。

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