2021年12月3日金曜日

兄弟格差


自分が毒親育ちであると気づいた頃から、

同じように毒親に育てられた人の体験談を

読むことが増えました。


その中でも特に共通していたのが、

兄弟格差という問題です。


兄弟同じように接するようにとは言え、

性格の違いもあるため、難しいことはわかります。



しかし、あからさまな格差の付け方は

子供の心にしこりを残します。


私にも兄弟がいますが、明らかに末っ子への

費用のかけ方はすごいです。


私自身、幼少期からお金がないと言われて

育ってきました。

幼いながらに、子育てにお金がかかることを知り

じゃあなぜ私を生んだの?と疑問に思っていました。


常にお金がないと言いながら、

物をぶつけたりして発狂する母親の姿は

今でも鮮明に覚えています。


小さな頃から遠慮することを一番に考え、

家族でファミリーレストランへ行ったときに

注文するのは一番安くて

お腹にたまるホットケーキ。


靴のサイズが小さいからと買いに行けば、

本当は女の子らしいかわいい靴が好きなのに

男の子用の靴がセールであればそれを選ぶ。


幼いながらに心の中と外がばらばらになることに

違和感をずっと抱いていました。


歳が離れて生まれた末っ子は、

とても甘やかされて育ちました。

実際に、私も末っ子は可愛いと思っています。


しかし、上の子には負担しなかった

専門学校の費用を負担したり、

新車を買い与えたり。

そしてそれを、親としてしてやったと

自慢気に上の兄弟に話してくる母親。


資格の費用も、大学の費用も、

一切手伝おうとしなかったのに。


下の子を育てるときには、経済的に

余裕が出てくることはわかります。


しかし、それができるのは、

上の兄弟が我慢してきた事実があることを

忘れないでほしい。



そんなことは、無理ですね。

毒親には、何を期待しても変わりません。

自分が変わるしかない。

自分が離れるしかないのです。


毒親だけではなく、人間皆そうです。

他人を変えることは難しい。

でも、自分を変えることはすぐできる。

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