2021年12月2日木曜日

毒親だと気づいた年齢



自分の親が毒親だと知りながら

生まれてくる子どもはいません。


子どもながらに、一生懸命に親を愛し、

そして愛されたいと思いながら育ちます。


しかし、物心ついた頃に、自分の親は

周りの友人の親とは少し違うことに気づきます。

最初の頃はそんなはずはないと、

受け入れることをしません。

大なり小なり、みんな親からの理不尽を受けて

育っているはずだと信じたいのです。


しかし社会に出て、

それが異常であったと確信に変わるとき。

私は既に20歳を超えていました。


実家から出て、

親から離れて自立しているはずなのに

なぜかいつも苦しい。

何かが起きるたびに、

親に報告しないといけないのではないかとよぎる

謎の義務感。



周りは苦しんでいないのに、

なぜ自分だけこんなに囚われているのか。


原因を突き詰めた先には、毒親がいたのです。


もっと早くに気づいていれば、こんなに

長い間苦しむ必要はなかったのかもしれません。


しかし、世の中の、

親は育ててくれたのだから、

大切にしなければいけないという世間の風潮に流され、

毒親を必死に大切にしようと努力して来たのです。



冷たい書き方をすると、子どもは生まれたいと願って

自分から生まれてくるわけではありません。


親のエゴで、子どもを生み、育てるのです。


それなのに、感謝し、大切にしなければならない

という風潮がある。

その事によって

苦しんでいる人がどんなに存在しているか。


世の中でも、親子での殺人事件はとても多いです。

今苦しんでいる方、どうかまずは

物理的な距離を置いてほしい。


私のように、心はすぐには救われないかもしれない。

しかし、物理的に距離ができれば、

少しずつでも心も離れていくことができます。



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